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最大のリスク―CEOのリーダーシップ開発

  • 澤拓磨 TS&Co.代表取締役 兼 最高経営責任者(CEO)
  • 3 日前
  • 読了時間: 3分

更新日:2 日前




概要

  • 企業の最大のリスク(想定される結果のばらつき)は、CEOのリーダーシップ開発。具体的には、企業の方向性を構想・決断する役割を担うCEOのリーダーシップ開発は、企業の最大のアップサイド・リスク

  • リーダーシップ開発の要諦は、「結果が全て、勝負、競争、終わりなき自己鍛錬の世界に本当に入るべきか決断する」、「自分で考え、自分で決断する」、「行動・アウトプットを世界に問う」の3つ

  • リーダーシップ開発の最も重要な要諦は、そもそもリーダーとしてリーダーシップ開発を進めるべきか、すなわち、結果が全て、勝負、競争、終わりなき自己鍛錬の世界に本当に入るべきか決断すること。誰かに強制されるのではない。あくまで個々人の自由と責任のもと、自分で決断することが重要




企業の最大のリスク


企業の最大のリスクは何か?


結論から述べると、CEOのリーダーシップ開発が企業の最大のリスクだとTS&Co.は考えている。

リスクには、アップサイド(上振れ)・リスクとダウンサイド(下振れ)・リスクが存在し、企業の方向性を構想・決断する役割を担うCEOのリーダーシップ開発は、企業の最大のアップサイド・リスクだ。


では、CEOはどのようにリーダーシップを開発していけば良いだろうか。


著者自身のリーダーシップ開発の実践を通じて得た洞察(インサイト)を要諦に絞り紹介したい。




リーダーシップ開発の要諦


著者自身のリーダーシップ開発の実践を通じて、以下3点こそがリーダーシップ開発の要諦だと痛感している。


結果が全て、勝負、競争、終わりなき自己鍛錬の世界に本当に入るべきか決断する

リーダーシップは、結果が全て、勝負、競争、終わりなき自己鍛錬の世界だ。政治・経済・文化・技術等、リーダーシップが発揮される領域は問わない。

従って、リーダーシップ開発の最も重要な要諦は、そもそもリーダーとしてリーダーシップ開発を進めるべきか、すなわち、結果が全て、勝負、競争、終わりなき自己鍛錬の世界に本当に入るべきか決断することだ。

誰かに強制されるのではない。あくまで個々人の自由と責任のもと、自分で決断することが重要だと著者は考えている。


自分で考え、自分で決断する

リーダーシップは、あらゆる場面において最終的には人に頼ることができず、自分で考え、自分で決断するしかない。

従って、リーダーシップを開発する際に、自分で考え、自分で決断することに備え、慣れておく方が良い。例えば、自分流のリーダーシップ・スタイルの選択やリーダーシップ開発の方法等、リーダーシップ開発に資する全てを自分で考え、自分で決断する意識が重要だ。


行動・アウトプットを世界に問う

リーダーシップは、行動・アウトプットの連鎖を通じて世界・時代・組織・人等をリードする力である。そのため、リーダーシップを開発するには、行動・アウトプットを世界に問う経験が必要不可欠だ。

また、行動・アウトプットを世界に問う(例えば、社員向け経営戦略共有会の開催を強制的設計、アウトプットが求められる外部のイベントへの登壇等)前提でなければ、膨大なリーダーシップ開発対象(例えば、教養を身につけるための学びだけでも、歴史、思想史=哲学、伝統・文化、言語、自然・社会科学に関する基礎知識等、多岐にわたる)を網羅的に学習していくアプローチとなり、非常に非効率であると共に動機づけも弱まる。

従って、リーダーシップを開発する際は、行動・アウトプットを世界に問う意識が重要だ。


もし読者がリーダーシップ開発を企図されているのであれば、本論考で述べたリーダーシップ開発の要諦を参考にされては如何だろうか?



著者

澤 拓磨(さわ たくま)

TS&Co.グループホールディングス株式会社 代表取締役 創業者CEO

TS&Co.株式会社 代表取締役

経営変革プロフェッショナル


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