強みは最大の弱み
- 澤拓磨 TS&Co.代表取締役 兼 最高経営責任者(CEO)
- 7月17日
- 読了時間: 3分
概要
強み(他に勝るパフォーマンスを生む要素)に基づくリーダーシップは、個人・組織のリーダーシップ・スタイルの定石ではあるが、メリット・デメリットがある
メリットは、強みに基づいているため、正しく強みを認識しそれをリーダーシップとして発揮できている場合、楽しみながら自身のベストパフォーマンスを発揮でき結果を出し続けられる可能性が高まる点
デメリットは、強みの認識が誤っていた場合は誤ったリーダーシップを発揮していくことになる点、仮に正しく強みを認識しそれをリーダーシップとして発揮できていたとしても、当該強みに基づくリーダーシップ以外の可能性を捨てることとなる(機会コストが発生する)点。強みを正しく認識することは容易ではなく、機会コストは盲点。つまり、強みは最大の弱みとなりうる
それでも強みに基づくリーダーシップで勝負すべき。なぜなら、CEOをはじめとするリーダーの人間力の全てを俯瞰し紡ぎだした強みに基づくリーダーシップでなければ、全身全霊を注いだリーダーシップを発揮することはできず中・長・超長期的に結果を出し続けることは難しいため
強みに基づくリーダーシップは機会コストを内包
強みに基づくリーダーシップは、個人・組織のリーダーシップ・スタイルの定石ではあるが、以下のようなメリット・デメリットがある。
メリットは、強みに基づいているため、正しく強みを認識しそれをリーダーシップとして発揮できている場合、楽しみながら自身のベストパフォーマンスを発揮でき結果を出し続けられる可能性が高まる点にある。
デメリットは、強みの認識が誤っていた場合は誤ったリーダーシップを発揮していくことになる点、仮に正しく強みを認識しそれをリーダーシップとして発揮できていたとしても、当該強みに基づくリーダーシップ以外の可能性を捨てることとなる(機会コストが発生する)点である。強みを正しく認識することは容易ではなく、機会コストは盲点だ(こうした背景もあり、世のリーダー達はしばしば自身のリーダーシップ・スタイルに対して疑心暗鬼に陥っている)。つまり、強みは最大の弱みとなりうるのだ。
以上の通り、強みに基づくリーダーシップは非常に魅力的ではあるものの、その実践には一定の懸念点がある。
では、CEOをはじめとするリーダーは、どのようなリーダーシップ・スタイルを採用すべきだろうか。著者の考えを述べたい。
それでも強みに基づくリーダーシップで勝負
結論から述べると、著者は、強みに基づくリーダーシップを採用すべきだと考えている。
なぜなら、CEOをはじめとするリーダーの人間力や広くインオーガニックに経営資源のレバレッジも視野に入れた全てを俯瞰して紡ぎだした強みに基づくリーダーシップでなければ、全身全霊を注いだリーダーシップを発揮することはできず、中・長・超長期的に結果を出し続けることは難しいためだ。
当然、強みに基づくリーダーシップを採用するまでに、デメリットについて検討を重ね、最適な強みに基づくリーダーシップとすべきではあるが、結論は強みに基づくリーダーシップを採用すべきだと考えている。
デメリットについて検討を重ね、最適な強みに基づくリーダーシップを設計するために、外部の客観的な視点を取り入れてもいいだろう。
もし読者が、自身のリーダーシップ・スタイルを再考していたり、疑心暗鬼に陥りかけている場合、本論考を参考にされてみては如何だろうか。
著者
澤 拓磨(さわ たくま)
TS&Co.グループホールディングス株式会社 代表取締役 CEO創業者
経営変革プロフェッショナル
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