世界・時代をリードする
- 澤拓磨 TS&Co.代表取締役 兼 最高経営責任者(CEO)
- 4月28日
- 読了時間: 5分
更新日:5月9日
概要
世界・時代をリードするという視座は、CEO業において最高のパフォーマンスを実現するために非常に有効
世界・時代をリードするとは、「理想の世界・時代へ人を率い・導く」こと
世界・時代をリードするという視座は、「CEOが広く・深く経営を思考・実践でき、未来の可能性が最大化される」、「自社に対するより多く・多様なステークホルダーからのご関心・ご評価を享受でき、機会が増加する」、「ステークホルダーと広く・深い関係性を築け、機会が増加する」ため、CEO業において最高のパフォーマンスを実現するために非常に有効
世界・時代をリードするための本質は、「自己管理力」、「先陣力」、「統率力」
もし読者が、世界・時代をリードするという視座で実際に世界・時代をリードされる際は、本論考で述べた本質を熟慮されてみては如何だろうか?
CEO業において最高のパフォーマンスを実現する視座
世界・時代をリードする。
一見すると夢想家による誇大妄想に聞こえるかも知れない。
しかしながら、この世界・時代をリードするという視座は、CEO業において最高のパフォーマンスを実現するために非常に有効だ。
世界・時代をリードするとはどういうことだろうか。ここで「リード」とカタカナ文字を使用したのには意図がある。それは、リード(lead)は、人を①率いる②導くの2つの意味を持つためだ。
「率いる」とは人を引き連れていくことでありフォロワーはリーダーについていく。一方、「導く」とは人を理想へ連れていくことでありフォロワーは理想についていく。
従って、世界・時代をリードするとは、「理想の世界・時代へ人を率い・導く」ことだ。
ではなぜ、世界・時代をリードするという視座が、CEO業において最高のパフォーマンスを実現するために非常に有効なのか。TS&Co.の考えを紹介したい。
CEOが広く・深く経営を思考・実践でき、未来の可能性が最大化される
世界・時代をリードするという視座のもと、CEOが広く・深く経営を思考・実践できると、以下のような効果を期待できる。
会社を現代において最適な方向性へ進めることができる
CEOの意志が定まりリーダーシップが最大化される
戦略の広さ・深さの水準が高まり、未来の可能性が最大化される
自社に対するより多く・多様なステークホルダーからのご関心・ご評価を享受でき、機会が増加する
企業は社会の広器として、意識しているかどうかに関わらず、常に社会から評価されている。そして、人々が取得可能な情報量の増加と情報流通スピードの高速化に伴い、ステークホルダーの企業を評価する目は年々厳しくなっている。
こうした環境においては、世界・時代をリードするという視座のもと経営された企業はそうでない企業よりも、より多く・多様なステークホルダーからのご関心・ご評価を享受できる可能性が高まる。その結果、享受可能な機会も増加する。
ステークホルダーと広く・深い関係性を築け、機会が増加する
ステークホルダーの企業を評価する目は年々厳しくなっており、狭く・浅い思考では、ステークホルダーから選ばれることは難しい。
一方、世界・時代をリードするという視座のもと経営された企業は、広く・深い思考のもと、ステークホルダーとの広く・深いコミュニケーションを通じた広く・深い関係性を築ける可能性が高まる。その結果、享受可能な機会も増加する。
以上述べた通り、世界・時代をリードするという視座は、CEO業において最高のパフォーマンスを実現するために非常に有効だと考えている。
では次に、世界・時代をリードするという視座で、実際に世界・時代をリードするための本質についてTS&Co.の考えを紹介したい。
世界・時代をリードするための本質
結論から述べると、TS&Co.は以下が世界・時代をリードするための本質だと考えている。
自己管理力
ここで言う自己管理力とは、世界中どこでも通用し自社の持ち味やらしさ・ならではを活かせるであろう方向性(理想の世界・時代と戦略)を構想し、実行できる状態を維持・強化する力を指す。
世界中を視野に世界観と自分観を更新し続け、時代を発見する。そして、世界中どこでも通用し、自社の持ち味やらしさ・ならではを活かせるであろう方向性を構想し、それを実行できる状態を維持・強化できる力が、世界・時代をリードするためには必要だ。
先陣力
ここで言う先陣力とは、誰よりも早く動き出し、先頭で基準を設定し人を理想の世界・時代に迎え入れる力を指す。
世界・時代をリードするには、リーダー自身が先陣を切り、誰よりも早く構想した理想の世界・時代を実現するために動き出す必要がある。そして、先頭に立ち、基準を設定し人を理想の世界・時代に迎え入れる力が求められる。
統率力
ここで言う統率力とは、世界中どこでも通用する理想の世界・時代を実現するために人をまとめ・率いる力を指す。
世界・時代をリードするには、自己管理力、先陣力だけでは足りない。加えて、世界中どこでも通用する理想の世界・時代を実現するために人をまとめ・率いる力、すなわち、統率力が必要だ。
世界・時代をリードするという視座は、CEO業において最高のパフォーマンスを実現するために非常に有効だ。
もし読者が、世界・時代をリードするという視座で実際に世界・時代をリードされる際は、本論考で述べた本質を熟慮されてみては如何だろうか?
著者
澤 拓磨(さわ たくま)
TS&Co.グループホールディングス株式会社 代表取締役 創業者CEO
TS&Co.株式会社 代表取締役
経営変革プロフェッショナル
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